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【喘息(気管支炎)】症状のコントロールが大切です

このページでわかること

  • 症状|咳や痰、息苦しさが特徴です
  • 原因|主にアレルゲンが気管支の炎症を招きます
  • 対策|吸入薬による治療が基本です

喘息は子どもだけでなく大人にも多い病気で、気管支の炎症が慢性化した状態です。
主な原因はダニやホコリといったアレルゲン(アレルギーの原因物質)。
咳や息苦しさを我慢してしまう人もいますが、発作がひどい場合は呼吸困難を起こして命に関わる可能性もあります

喘息の症状は薬によるコントロールが可能で、発作を予防しつつ改善を目指せます。
重症化させないためには早めの治療が重要なので、適切に対処できるよう症状や原因にも注目してみましょう。

症状|咳や痰、息苦しさが特徴です

喘息はアレルギーの三大疾患のひとつ。
気管支が炎症を起こして気道(空気の通り道)が狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。

喘息患者の気管支の状態

症状が出ていない間も気管支の炎症は起こり続けています。
そしてその状態の気管支粘膜は上皮細胞が剥がれていて、とても敏感。
通常であれば吸い込んでも問題ないホコリなどが刺激となり、気道が狭まってしまうのです。

喘息の特徴的な症状

  • 喘鳴(呼吸時に喉がヒューヒュー、ゼイゼイ鳴る)
  • 息苦しさ
  • 突発的な咳や痰
  • 空咳 など

上記の症状は夜間から早朝にかけて出やすくなります。
また運動や季節の変わり目(寒暖差が激しい時期)、風邪などがきっかけで発症することも。

重症度が高くなると毎日症状が出て、日常生活に制限が必要になるため、咳が続く場合などは早めに検査を受けましょう。

発作の強さは5段階に分けられます

喘鳴は喘息発作のなかでもっとも軽い症状です。
しかし気管支の状態が悪化すると、会話や歩行が困難になるほどの発作が起こる可能性があります。

5段階に分類される喘息発作の症状に注目してみましょう。

発作の強さ 症状 対処
喘鳴
息苦しい
・横になれる
・普通に会話できる
・急ぐと苦しいが歩ける
自宅治療が可能
軽度
(小発作)
・苦しいが横になれる
・ほぼ普通に会話できる
・急ぐと苦しいが歩ける
自宅治療が可能
中等度
(中発作)
・苦しくて横になれない
・やや会話が困難
・なんとか歩ける
救急外来へ
1時間で改善すれば帰宅
高度
(大発作)
・苦しくて横になれない
・会話が困難
・歩けない
救急外来へ
1時間以内に反応がなければ入院治療
重篤 ・呼吸困難
・チアノーゼ(血中の酸素濃度が低下して皮膚が青ざめる状態)
直ちに入院/ICU管理

横になれない、または会話が難しいという場合、医療機関による治療が必要になってきます。
現在では喘息による死者数は多くありませんが、症状を放置すると命に関わるため、異常があった場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

発作が落ち着いても気管支が刺激を受けるたび症状は繰り返します。
炎症がひどくなれば発作を起こしやすい状態が慢性化するため、早めの対処が肝心です。

原因|主にアレルゲンが気管支の炎症を招きます

喘息を誘発する要因
アレルゲン アレルゲン以外
・ダニ(糞や死骸など)
・ハウスダスト
・ペットの毛やフケ
・カビ
・花粉 など
・タバコ
・感染症(菌、ウイルス)
・大気汚染
・天候や気温の変化
・過労やストレス など

喘息の根本的な原因は気管支の炎症です。
では炎症を起こすきっかけは何かというと、基本はホコリやダニ、ペットの毛などのアレルゲン。
つまりアレルギー体質の人は喘息になりやすいと言えます。

アレルギー性の喘息は2~3歳の子どもに多く、女児よりも男児の発症率が高めです。
成長と共に発作が起こらなくなるケースがほとんどですが、大人になってから再発することも珍しくありません。

また成人後に初めて喘息にかかる人もいます。
その場合はアレルゲン以外の要因が症状を招いている可能性もあり、原因の特定はやや困難です。

対策|吸入薬による治療が基本です

喘息の治療の基本は2通り。
発作が起こらないように予防する治療と、発作が起きたときの応急的な治療が主流です。

長期管理薬
(コントローラー)
発作治療薬
(リリーバー)
目的 毎日使用して発作を予防する 発作が起きたときだけ使用する
作用 ・慢性的な気管支炎の抑制
・気管支を広げて呼吸を楽にする
・速やかに気管支を広げて呼吸を楽にする
分類 ・吸入ステロイド薬
・気管支拡張薬(長時間型)
・抗ロイコトリエン薬
・気管支拡張薬(短時間型)
主な治療薬 セロフロ インヘラー
シングレア・ジェネリック
アスタリンインヘラー
アスタリン

長期管理薬として一般的なのは、ステロイド薬気管支拡張薬が配合された吸入薬。
少量のステロイド薬が気管支に直接届くため、内服薬に比べて副作用のリスクが低く長期的な使用が可能です。

発作を予防するための長期管理薬は、毎日継続して使用しなければいけません。
基本的に即効性はなく、ゆっくり長く効くのが特徴です。

それに対して発作治療薬は即効性が高く、急な発作の抑制に適しています。
効き目は5~6時間と短め。
作用が強いため長期的な使用には向きません。

発作治療薬を使用しても症状が抑えられない場合、重度の発作を起こしている可能性があります。
「苦しくて横になれない」「やや会話が困難」といった状態であればすぐに医療機関を受診してください。

生活の見直しも不可欠

喘息の要因は生活のなかに潜んでいます。
部屋をこまめに掃除してハウスダストやペットの毛を除去したり、換気を習慣化してカビの増殖を避けたりと、アレルゲンの回避を心がけましょう。

また過労やストレスは免疫力を低下させるきっかけになります。
十分な睡眠・休息はとても大切です。

そしてタバコは気管支炎を悪化させるため、極力避けましょう。

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