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【不妊症の原因】男女ともに原因を持っている可能性があります

このページでわかること

  • 女性不妊の原因|半数が原因不明です
  • 男性不妊の原因|90%が精子の質に問題があります
  • セックスレスも不妊の原因です

一昔前は、女性にのみ不妊の原因があるとされていました。
しかしそれは誤認であり、現代の医学によって不妊は男女ともに原因があり、その割合に大きな差はないことが分かっています。

不妊症の男女別内訳

男性のみ・女性のみが原因を持っている場合もあれば、男女ともに原因を持っていることも。
不妊を引き起こす生殖器系疾患を不妊症といい、不妊症はさまざまな原因によって起こります。
女性の不妊症では、子宮や卵巣の疾患またはホルモン異常が主な原因です。
男性の不妊症では、精子の質に原因があることがほとんど。
原因は男女ともに1つの場合もあれば、2つ以上原因を持っている場合もあります。

女性不妊の原因|半数が原因不明です

女性は妊娠までの過程で多くの器官を使用するため不妊症の原因は多岐にわた、大きく6つに分けられます。

1、卵子の成長や排卵に異常がある(排卵因子
2、精子や受精卵が卵管を通れない(卵管因子
3、子宮に着床できないまたは着床しても成長できない(子宮因子
4、精子が頸管から子宮へと進めない(頸管因子
5、女性の体が精子を拒絶したり卵子の成長を妨げる(免疫因子
6、原因がわからない(不明因子

女性不妊の原因場所

それぞれ器官に問題が見られますが、中にはどこにも問題がなく原因を判定できずに不明因子とされることも。
しかし不明因子は原因がまったくないわけではなく、原因はあるものの現代の医療では見つけることができないものをいいます。
不明因子は医療の進歩とともに原因が判明していきます。

女性不妊の原因内訳

女性不妊の原因では、不明因子が49.3%と最も多く約半数を占めています。
原因がわかっているものだと卵管因子が一番多く31.2%、次いで排卵因子が9.8%、子宮因子が2.5%、頸管因子と免疫因子が合わせて7.2%となっています。
現代の医療技術では約半数の女性が不妊の原因を判明させづらいため、早めに不妊治療を開始してさまざまな治療方法を試すことをおすすめします。

排卵因子

排卵因子の原因場所

排卵因子とは、卵子の成長や成長した卵胞の排卵に異常がある場合をいいます。
卵子とは雌性生殖細胞であり、精子と受精して細胞分裂を繰り返すことで胎児となります。
その卵子が存在しなかったり、卵子が育たなかったり、育ったとしても卵管へとうまく排卵できなければ胎児のもととなる受精卵ができないため不妊となるのです。

卵子の成長や排卵にはホルモンが大きく関わっています。
人間関係や過度なダイエットによるストレス、黄体機能不全や高プロラクチン血症などの疾患がホルモンの分泌を乱す原因となり、排卵因子へと繋がります。

検査方法
基礎体温検査、ホルモン検査、超音波検査など

卵管因子

卵管因子の原因場所

卵管因子とは、卵管を精子や受精卵が通れない症状をいいます。
精子が卵子と受精する・受精卵が子宮へと行きつくには卵管を通る必要があります。
しかし卵管が塞がっていたり狭くなっていたり癒着していと、精子や受精卵は通れず不妊となってしまうのです。

卵管の閉塞・狭窄・癒着は子宮内膜症やチョコレート嚢腫などの疾患、クラミジア感染症の炎症によって起こります。

検査方法
子宮卵管造影検査、超音波検査、クラミジア抗体・抗原検査など

子宮因子

子宮因子の原因場所

子宮因子とは、受精卵が子宮に着床できないまたは着床しても成長が妨げられる症状をいいます。
卵管でできた受精卵は子宮へと出てきて子宮内膜に着床し、そこで胎児へと成長していきます。
しかし子宮が奇形であったり子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの疾患があったりすると、子宮内膜は着床しにくい状態となるため不妊となるのです。

検査方法
子宮卵管造影検査、超音波検査、ホルモン検査など

頸管因子

頸管因子の原因場所

頸管因子とは、子宮頚管が狭くなっていたり粘膜に異常が見られたりして精子が頸管から奥に進めない症状をいいます。
射精され膣内に入った精子は頸管を通り子宮を経由して卵管で卵子と受精します。
しかし頸管が狭くなっていたり精子を子宮へと運ぶサポートをする粘膜の分泌が減っていると、精子の活動期限内に受精ができず不妊となるのです。

子宮の狭窄や粘膜量の低下は疾患による炎症や頸管の手術によって起こります。

検査方法
子宮頚管粘膜検査、フーナー試験(子宮頚管因子検査)など

免疫因子

免疫因子の原因場所

免疫因子とは、女性の体が精子や卵子に対して過剰に免疫反応を示す状態をいいます。

精子は頸管粘膜によって子宮へと運ばれます。
しかしまれに、精子を攻撃する抗精子抗体を持つ頸管粘膜が存在。
抗精子抗体により精子の動きが鈍ったり子宮へと進めなくなるため不妊となるのです。

卵子は透明帯という膜に覆われており、透明帯は卵子の成長を促したり精子を認識して受精をサポートする働きがあります。
しかし抗透明帯抗体によって透明帯の働きが阻害されると、卵子の成長が止まったり受精が妨げられるため不妊となるのです。

検査方法
フーナー試験(子宮頚管因子検査)など

不明因子

不明因子

不明因子とは、検査で不妊の原因が断定できない場合をいいます。
しかし原因がないわけではなく、現在の検査で原因を解明することができないだけで、研究が進んでいくにつれて徐々に不妊因子の原因は判明されていきます。

断定はできないものの、不明因子の原因は大きく2種類にわけられると考えられています。
1つ目は卵管内で受精できない場合。
精子や卵子には異常がなく、なんらかの原因により精子と卵子が卵管内で受精できないため不妊となります。
2つ目は精子または卵子の質が低下している場合。
精子や卵子の質は年齢や生活習慣などによって低下していき、場合によっては機能が消失してしまうため不妊となります。

男性不妊の原因|90%が精子の質に問題があります

男性不妊の原因は大きく3つに分けられます。

1、精子に異常がある
2、精液に精子がない
3、性行為が上手くいかない

男性不妊の原因場所

精子がない・精子の質に問題があるといった精子の異常は造精機能障害といいます。
精子は正常に作られているが、精子が精液に含まれていない状態は精路通路障害。
勃起しなかったり射精に問題がある場合は性機能障害とされます。

男性不妊の原因内訳

精子の質に異常がある造精機能障害が男性不妊の約80%以上を占めています。
その次に多い原因が勃起や射精に異常のある性機能障害、3番目に精子が射精までに通る精路に異常が見られる精路通過障害となっています。

造精機能障害

造精機能障害の原因場所

造精機能障害とは、精子の質に問題がある場合をいいます。
精子の質は精子の量・運動能力・形によって判断されます。
正常な精子の質の数値は次の通り。

精液 1.5ml以上
pH 7.2以上
精子濃度 1ml中に1,500万以上
総精子数 3,900万以上
精子運動率 40%以上
正常形態精子率 4%以上

精子の質は染色体や泌尿器などの疾患、ストレスやタバコなどの生活習慣などが原因で低下することがあります。
精子の数や運動率、形態に異常があれば次の疾患が考えられます。

無精子症:精液中に1匹も精子がない
乏精子症:精子の数が少ない
精子無力症:精子の運動能力が低い
精子奇形症:奇形の精子が多い

検査方法
問診・内診、精液検査、超音波検査など

精路通過障害

精路通過障害の原因場所

精路通過障害とは、精子が体外へと射精されるまでに通る道に異常がある場合をいいます。

精子は精巣で作られて射精のタイミングで精管や射精管を通り、精嚢からの分泌液や前立腺液と混ざって精液となり射精されます。
しかし精管や射精管が狭くなっていたり塞がっていたりすると精子が精液と混ざらず、射精しても妊娠できません。
精子が精液と混ざったとしても、射精時に精液が逆行して尿道ではなく膀胱へと流れて射精できない場合も、精路通過障害といいます。

検査方法
ホルモン検査、尿検査、超音波検査など

性機能障害

性機能障害の原因場所

性機能障害とは、勃起しないまたは勃起しても射精に問題がある場合をいいます。
勃起ができない・固さが足りない・すぐに萎えてしまうといった症状を勃起不全、早漏・遅漏・膣内射精障害などの症状を射精障害といい、まとめて性機能障害とされます。

妊娠には射精が必要不可欠であり、射精を行うためには勃起する必要があります。
精神的・肉体的ストレスやプレッシャー、生活習慣の乱れなどで性機能障害は起こり、不妊となるのです。

検査方法
問診・内診、尿検査など

セックスレスも不妊症の原因です

不妊症の原因にはセックスレスも含まれます。
日本性科学会において、夫婦やカップルの間で1ヵ月以上性行為が行われていない状態をセックスレスと定義。
自然妊娠には性行為が必要であり、性行為をしなければ妊娠できません。
子供を望み男女ともに健康であるにも関わらずセックスレスであれば、不妊症といえます。

セックスレスは、性欲がわかない・疲れているといった理由で起こります。
妊活のため毎月排卵日に合わせてのみ性行為をしていると、性行為が義務に感じられて性欲がわかなくなることも。
妊活によるセックスレスを防ぐために、普段からスキンシップを増やしたり妊活以外でも性行為を行うようにしましょう。

また、セックスレスが続くと生殖機能が低下して、勃起不全や射精障害を引き起こす危険性があります。
疲れていて性行為ができない時は、平日のスキンシップを増やして疲れの取れる休日に照準を合わせて性行為に挑みましょう。

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