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【過多月経】過度な出血に加えて貧血症状がみられます

このページでわかること

  • 症状|大量の経血とレバーのような血の塊が出ます
  • 原因|婦人科疾患やホルモンの乱れがおもな要因です
  • 対策|婦人科疾患の治療や低用量ピルの投与を行います

一般的に、1回の月経で出る経血は20~140mlとされています。2日目の出血量が一番多く、日を重ねていくごとに徐々に量は少なくなっていきます。
1~3日目は多い日の昼用ナプキンを使用し、4日目以降は通常のナプキンを使用するという人も数多くいるのではないでしょうか。

しかし中には1回の月経量が140ml以上と多い人も。これを過多月経といいます。

過多月経の有無と症状の度合いについて

大手製薬会社が行った「過多月経の意識・実態調査」において、過多月経の症状のある女性は41.7%いるという結果が出ています。
生理不順やPMSといったほかの月経異常に比べて有病率は低いですが、5人に2人は過多月経だという数字を見ると決してならないとは言い切れません。

過多月経は婦人科疾患によって誘起されることも少なくないため、早めの診察と治療が大切です。

症状|大量の経血とレバーのような血の塊が出ます

正常な出血量は20~140mlと基準が定められていますが、月経中のトータルの量であるため、自分の出血量が正常値であるかどうかは分かりにくいものです。
そこで過多月経かどうかを次の項目を使ってチェックしてみましょう。1つでもあてはまれば過多月経と判断できます。

過多月経の症状

  • 夜用のナプキンを昼に使用することが3日以上ある
  • 普通のナプキンなら1時間に1回以上交換する
  • レバー状の血の塊が出血に混じっていることがある

そのほかの症状

  • 重い生理痛
  • 貧血

過多月経の症状には出血量が多いということのほかにも、重い生理痛や貧血といった症状があります。

出血量が多いと、大量の経血が体の外へと出ようとして子宮の入り口に圧力がかかります。
この圧力で痛みが出たり、経血に含まれている痛み物質によって痛みが引き起こされたりして生理痛が重くなるのです。

出血量が多いということは体中の血液が大量に排出されるということです。
そのためめまいや立ちくらみ、疲れやすいといった貧血症状も起こします。

原因|婦人科疾患やホルモンの乱れが要因です

過多月経がおきるのは、ホルモンの乱れや婦人科疾患がおもな原因です。

経血は受精卵が着床せずに剥がれおちた子宮内膜です。
子宮内膜はエストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンによって生成されます。

ホルモンの分泌量と子宮内膜の厚さについて

2つのホルモンの分泌量が乱れることで子宮内膜の厚さが変化。
子宮内膜が厚くなればなるほど出血量が増え、過多月経となります。

婦人科疾患によっても過多月経は起こります。
子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症といった疾患によって、子宮内膜の表面積が増えるのに伴い出血量が増加して過多月経となります。

婦人科疾患の種類

  • 子宮筋腫:子宮に良性な腫瘍ができる
  • 子宮腺筋腫:子宮内膜に似た組織が子宮平滑筋組織の中にできる
  • 子宮内膜ポリープ:子宮内に突出したものができる
  • 子宮内膜症:子宮内膜に似た細胞が子宮壁以外で増殖する

月経不順の10代と閉経前の40代に多い

過多月経のおもな原因は婦人科疾患とホルモンの乱れです。
そのためホルモンの分泌が安定していない10代と、さまざまな婦人科疾患になりやすい40代に過多月経の症状が見られやすくなります。

年齢による女性ホルモンの分泌量の変化

女性ホルモンは思春期である10代に急激に増えて20代で安定、45歳以降で急激に減っていきます。
10代・45歳以降はホルモンの分泌が急激に増減するため、ホルモンの分泌バランスが取りづらく、ホルモン分泌による過多月経が起こるのです。

子宮疾患による年代別の総患者数

子宮の腫瘍や子宮平滑筋種、子宮内膜症といった婦人科疾患は歳を重ねるごとに患者数が増えています。
婦人科疾患が原因となる過多月経は40代に多く見られるのです。

対策|婦人科疾患の治療や低用量ピルの投与を行います

婦人科疾患やホルモンの乱れがおもな原因にあげられる過多月経では、原因によって対策が異なります。

原因 治療
婦人科疾患 各疾患の治療 外科的療法:病巣部の切除、子宮の全摘出
薬物療法:低用量ピル、ホルモン剤
ホルモンの乱れ ホルモンの分泌を整える 薬物療法:低用量ピル、ホルモン剤

婦人科疾患が要因である場合は、疾患を治療します。
病巣部を切除または子宮を全摘出する外科的療法と、ホルモンを整える低用量ピルや、病状を緩和する鎮痛剤を使用した薬物療法があります。

ホルモンの乱れが要因である場合は、低用量ピルがイチオシです。
低用量ピルは、子宮内膜を作る2種類のホルモンを少量含有しています。
摂取するとホルモンの分泌量が低下し、生成される子宮内膜が薄くなり出血量が減るのです。

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