ピーフォースフォート

効果・効能

ピーフォースフォートはシルデナフィルを配合したバイアグラ・ジェネリックです。
シルデナフィルの配合量が150mgと、通常のバイアグラ・ジェネリックの1.5倍も有効成分が含まれています。
重度なEDや肥満体型によって通常の用量では効果がないといった人にオススメの商品です。

勃起は、性的興奮や刺激を感じて分泌されるcGMP（環状グアノシン一リン酸）が、血管を昼げて流れる血液の量を増やすことで起こります。
通常は射精後にcGMPを阻害するPDE-5（ホスホジエステラーゼ5）が分泌されます。
しかしEDの場合はPDE-5が性的興奮・刺激を感じた時にも分泌されてしまいcGMPの分泌量を超えるため、血管が広がらずに勃起できなくなるのです。

ピーフォースフォートを服用するとシルデナフィルがPDE-5の働きを阻害します。
するとcGMPが作用でき、血管を拡張。勃起ができる量の血液が男性器へと流れ込むため勃起が可能となります。

用法・用量

ピーフォースフォートは服用後30分～1時間ほどで効果が出はじめるため、性行為の1時間前に服用します。
1回で服用する量は4分の1～1錠。
服用は1日1回までで、1度服用したら次に服用するまでの間隔を24時間以上あけなければいけません。

ピーフォースフォートは食事の影響を受けやすいため空腹時での服用が適切です。
食事と性行為の両方を楽しみたい場合は、食事の30分前または食事の2時間後に飲むようにしてください。
選ぶ食事はカロリーが少なくあっさりとした消化のよいものがベストです。

適切な量にカットして服用しましょう

ピーフォースフォートには、日本国内で処方される最大量のシルデナフィル錠より3倍多くシルデナフィルが配合されています。

重度なEDや肥満体型など医薬品の効きづらい人向けの用量であるため、中度以下のEDやシルデナフィルが100mg以下でも十分効果が得られるという人が1錠を服用してしまうのは危険です。
副作用のリスクが高くなり身体に負担をかけてしまいます。

はさみやピルカッターで錠剤をカットして用量を調整してから服用してください。
1／4錠（37.5mg）から服用して、効果が感じられにくく大きな副作用がないという場合にのみ増量していきましょう。

副作用

発現しやすい副作用は血管拡張（5.78％）と頭痛（3.87）です。
薬の効き始めとともに起こり、時間が経つにつれて症状は治まります。
効果が切れても副作用が続く・症状が重いといった場合は、服用をやめて医師に診てもらいましょう。

禁忌・注意

以下にあてはまる人は、ピーフォースフォートを服用できません。

• 本剤の成分に過敏症のある人
• 心血管系障害を有するなど性行為が不適当とされている人
• 重度の肝機能障害の人
• 低血圧または高血圧の人
• 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を6ヶ月以内に起こした人
• 網膜色素変性症の人

次に該当する医薬品とピーフォースフォートの併用は禁止されています。

• 硝酸剤およびNO供与剤
• アミオダロン塩酸塩
• sGC刺激剤
• リオシグアト

使用上の注意

次の人はピーフォースフォートを服用する前に医師への相談が必要となります。

• 男性器の構造に血管のある人
• 持続勃起症が起こる素因となる疾患を持っている人（多発性骨髄腫、白血病など）
• 出血性疾患または消化性潰瘍のある人
• 多系統萎縮症の人
• 重度の腎障害の人
• 肝機能障害の人（重度の肝機能障害は除く）
• 高齢者（65歳以上）

次の医薬品とピーフォースフォートの併用は医師の指導のもと行ってください。

• チトクロームP450 3A4阻害薬
• チトクロームP450 3A4誘導薬
• 降圧剤
• α遮断剤
• カルペリチド

参考サイト

• KEGGデータベース「バイアグラ」
• フリー百科事典 ウィキペディア「シルデナフィル」