サミー

効果・効能

サミーの有効成分・S-アデノシルメチオニンは、ヨーロッパでは処方薬、アメリカやカナダではサプリメントとして広く用いられています。

S-アデノシルメチオニンは人間の体内で生成されるアミノ酸の一種であり、脳や肝臓に多く存在しています。
そのため、サミーはうつ病や肝疾患、変形性関節症の改善のサポートに有効とされています。

うつ病

うつ病は脳内の伝達物質であるドーパミンやセロトニンのバランスが崩れることで起こります。
ドーパミンはやる気を引き起こし、セロトニンは心の平常を維持します。
しかし、これらのバランスが崩れると心が不安定になり、やる気がなくなったり不安になったりといったうつ症状が起こるのです。

サミーには不足した伝達物質の生成を助ける作用があります。
うつ病の人が摂取することで伝達物質のバランスが取れて心が安定し、症状の緩和へと繋がるのです。

うつ病患者を対象とした研究では、抗うつ薬であるイミプラミンとサミーの効果を比較したところ、うつ病の改善率はイミプラミンで22％でしたが、サミーは66％とより高い効果を現しました。

肝疾患

肝臓には、栄養の貯蔵・有害物質の解毒・食べ物の消化に必要な胆汁の分泌といった働きがあります。
サミーは解毒作用や抗酸化作用を持っており、有害物質の解毒を助けます。
さらに、解毒に伴い生成される活性酸素による細胞のダメージも抗酸化作用により予防。
肝機能を高めて肝疾患の改善をサポートします。

変形性関節症

変形性関節症とは、軟骨がすり減って関節に痛みを炎症が起こる症状です。
サミーの持つ軟骨を生成する作用によって症状の改善を助けます。

サミーと非ステロイド性抗炎症薬を用いた研究では、どちらも同等の疼痛緩和と関節機能の改善を確認。さらに、サミーの方が非ステロイド性抗炎症薬に比べて副作用の発現率が低かったと報告されています。

用法・用量

1回1錠を1日2～6回、水またはぬるま湯で摂取します。
サミーは錠で溶けるて吸収されるため、空腹時での摂取が推奨されています。

ビタミン剤を併用してください

サミーが分解されるとアミノ酸誘導体であるホモシステインへと変化します。
ホモシステインを排出するためにはビタミンB6・ビタミンB12・葉酸が必要です。しかし、これらのビタミンが不足してしまうとホモシステインが増加し動脈硬化や心臓発作、肝臓の損傷などのリスクを高めてしまいます。

そのため、サミーを摂取する時はビタミンB6・ビタミンB12・葉酸を併用してください。

副作用

サミーの摂取によって副作用が確認されるのは稀です。
副作用が出た場合でも、軽度の食欲不振や便秘、悪心といった症状が出る程度です。

禁忌・注意

• 双極性障害：躁状態を悪化させてしまう
• 免疫不全：ニューモシスチス感染のリスクを高める
• 妊娠中：安全性が確率されていない

また、次にあてはまる医薬品との併用は効果の減弱やセロトニンの血中濃度の上昇などの恐れがあるため避けましょう。

• レボドパ
• 抗うつ薬
• L-トリプトファン
• セイヨウオトギリソウ
• 血糖降下薬

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• Trimethylglycine -TMG- 500 mg, 60 capsules - Life Extension
• フリー百科事典 ウィキペディア「S-アデノシルメチオニン」