サビトラマックス

効果・効能

サビトラマックスは、即効性の高いED治療薬・レビトラと早漏防止薬・プリリジーの効果を併せ持つ治療薬です。

レビトラの成分・バルデナフィルが、血行を促進し勃起をサポート。
プリリジーの成分・ダポキセチンが、過剰な興奮を抑えて早漏を防止します。

臨床試験では、バルデナフィル20mgの服用で86.4％のED改善率、ダポキセチン60mgの服用で72.4％の早漏改善率が報告されています。

ED改善効果

バルデナフィルはEDの原因酵素・PDE5の働きを阻害して、スムーズな勃起を促します。

PDE5は、男性器周辺の血管を収縮させるため、血流が滞りEDの症状を引き起こします。
バルデナフィルを服用することで、PDE5の働きが阻害され、勃起に必要な血流を促進。
中折れや勃起できないといったED症状を改善します。

バルデナフィルは服用後15分ほどで効果が現れ始め、作用は約8～10時間続きます。

早漏防止効果

ダポキセチンが、興奮を抑えて射精までの時間を延長します。

早漏の原因の一つに、脳の過度な興奮や緊張が抑えられず射精が早まるといったことがあげられます。
ダポキセチンは、過度な緊張や興奮を落ち着かせる物質・セロトニンの濃度を高めるため、射精のコントロールがしやすくなります。

ダポキセチンの効果は、行為のたびに服用することで増強します。
初回服用時は早漏防止率が約3倍に改善、さらに24週間後には約4倍まで向上しています。

ダポキセチンは服用後1時間程で効き始め、作用は最大6時間持続します。

用法・用量

1日の最大服用量はバルデナフィル・20mg、ダポキセチン・60mgです。
1錠あたりの成分量が多いため、初めて服用する人は2分の1錠から試しましょう。
2分の1錠の服用で効果が得られない、かつ副作用が出なかった場合のみ増量が可能です。
服用回数は1日1回までと定められているため、24時間以上経ってから増量してください。

バルデナフィルは、服用量によって作用時間が異なります。

食後の服用は避けましょう

サビトラマックスは、食事の内容に左右されることなく吸収されるといわれています。
しかし油分が多い食事を食べた後に服用すると、効果を妨げる場合があります。
食事に影響されずに効果を得るためには、700kcal以下かつ脂肪分が30％未満のヘルシーなメニューを選ぶか空腹時に服用しましょう。

気をつけるべき食べ物・飲み物があります

サビトラマックスは、アルコールやグレープフルーツと併用しないでください。

サビトラマックスとアルコールにはどちらも血行促進作用があるため、相乗効果によって副作用が出やすくなってしまいます。
サビトラマックスを服用する日は、アルコールの量を抑えるか飲酒を控えてください。

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は、薬の成分を分解する酵素の働きを阻害します。
本来なら体外へ排出されるはずの成分が体内へ吸収されるため、副作用を強める可能性があるのです。

フラノクマリン類はセロリやざくろなどにも含まれているため、サビトラマックスを服用する日は飲食物に注意しましょう。

副作用

バルデナフィルは成分の吸収が早いため即効性がありますが、その分副作用が出やすいという特徴があります。
頭痛や鼻づまりなどの副作用は、血行促進作用によって起こる症状。
眩暈や吐き気、消化不良などの副作用は、セロトニンへの作用に起因します。
いずれも一時的な症状で、成分が分解されるにつれて治まることがほとんどです。

市販薬の併用が可能です

サビトラマックスの副作用で頭痛や鼻づまりが出た場合は、鎮痛剤や鼻炎薬などの市販薬を併用しましょう。
また、ダポキセチンは消化器系の副作用が出やすい成分です。
下痢や吐き気が気になる場合は、整腸剤や吐き気止めを服用してください。

サビトラマックスと市販薬を併用することで、効果に影響することはありません。

重篤な副作用が確認されています

• 持続勃起症
• 意識喪失
• NAION

性的な興奮がない状態で4時間以上の勃起が続く、意識が朦朧とする、急に視力が低下したなどの症状が出た場合は、早急に医療機関を受診してください。

禁忌・注意

日頃から飲んでいる薬がある場合は、サビトラマックスを服用する前にかかりつけ医に相談しましょう。

※以下の症状がある人は、サビトラマックスを服用してはいけません。

• バルデナフィル、ダポキセチンに過敏症の既往歴がある
• 心血管系の疾患があり、性行為による負担が懸念される
• 治療を行なっていない不整脈、低血圧、高血圧
• 重度の肝機能障害がある
• 直近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を発症したことがある
• 起立性低血圧や失神を起こしたことがある
• 網膜色質変性症
• 重度の肝機能障害　など

※以下に当てはまる人は、サビトラマックスの服用にご注意ください。

• 高齢者、未成年者
• 陰茎に欠陥がある
• 鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病、出血性疾患または消化性潰瘍、肝障害（脂肪肝など）を患っている
• 併用注意薬（ケトコナゾール、アムロジピン、リトナビル、エリスロマイシンなど）を服用している

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「バルデナフィル」
• フリー百科事典 ウィキペディア「シルデナフィル」
• フリー百科事典 ウィキペディア「ダポキセチン」