ラミタックス（ロゼレム・ジェネリック）

効果・効能

ラミタックスは処方薬・ロゼレムのジェネリック医薬品です。
なかなか寝つけない入眠障害の改善や、時差ボケの防止として使用されています。

ラミタックスは、睡眠リズムを調整する体内物質・メラトニンと同じような働きによって自然な睡眠へと導きます。

眠気は、メラトニンとメラトニン受容体が結合して脳を覚醒状態から休息状態へと切り替えることで起こります。
ラミタックスを服用すると有効成分・ラメルテオンがメラトニン受容体と結合。
脳を休息状態にして自然な眠気を強め、睡眠をサポートします。

効果を実感できるまでに2〜4週間ほどかかる場合があります。

用法・用量

ラミタックスは、就寝前に1錠を服用します。
生理的なリズムに合わせて21時頃に服用しても構いません。

時差ボケ防止に使用する場合は、出発の2〜3日前から到着地での就寝時間にラミタックスを服用します。
到着後も2〜3日は就寝前に服用してください。

食後すぐに服用すると成分の吸収が遅れて効果が弱まる恐れがあるため、夕食は就寝時刻の3時間前までに済ませておきましょう。

ラミタックスを多く摂取しても即効性や効果が強まることはありません。
用法用量を守って、正しく服用してください。

2～4mgでも効果を実感できる場合があります

人間の体には、覚醒状態と休息状態を切り替える働きが備わっています。
そのため体内時計のリズムを整えて自然に眠れる体作りを目指す場合は、2〜4mgの服用で十分なケースもあります。

1錠（8mg）で効果が実感できる、もしくは頭痛や眠気といった副作用が強く現れる場合には、2〜4分の1に割って服用してください。

副作用

強く効き過ぎる場合は副作用も強くなることが多いため、服用量を減らす・服用タイミングを早めるといった対処が必要です。
症状が悪化または長期化する場合は、服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。

禁忌・注意

次にあてはまる人は、慎重に服用してください。

• 軽度または中等度の肝機能障害がある
• 高度の睡眠時無呼吸症候群
• 脳に器質的障害がある
• 妊娠中または授乳中の女性
• 高齢者

次の医薬品との併用は注意が必要です。

• キノロン系抗生物質（クラビット、レボフロキサシンなど）
• アゾール系抗真菌薬（フルコナゾール、ケトコナゾール）
• マクロライド系抗菌薬（クラリスロマイシン）
• 結核治療薬（リファンピシン）など

ほかにも持病や常用薬がある場合は、ラミタックスを服用する前に医師にご相談ください。

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「ロゼレム」
• フリー百科事典 ウィキペディア「ラメルテオン」